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里山の生き物を知る 新たな動物観察の手法

立派な水ガキになるためには、生き物のことを知らねばなりません。一番むずかしいのが哺乳
類の観察です。多くが夜行性であることや警戒心が強いので、なかなか出合えません。アライグマやハクビシンなどが話題になりますが、実物を見たことのある人はそうはいません。そこで二つの方法を試しました。写真4自慢のトンネル(圧縮)
一つはモグラのトンネルの型取り。先ずはモグラの剥製を見て、手の形など、特徴を学びます。

 

 

次いで、トンネル探し。地面がモコモコしている場所やモグラ塚を見つけます。写真2もぐらの剥製を見る(圧縮)
見つけたら、モコモコを竹などで上から穴を開け、ウレタンフォームのノズルを入れ、中に注入します。1時間程度で固まります。固まったら、トンネルを壊さないよう、シャベルやスコップなどで掘り起こします。すると、トンネルが地上に顔を出します。掘るの、なかなか大変な作業ですが、みんな熱中します。親子で共同作業になります。トンネルは真っ直ぐなもの、複雑な形をしているものなど、モグラの事情で、いろいろな形があります。なぜそうなっているのか、子どもたちに想像し、発表してもらいます。遠い存在であったモグラが身近な生き物に変わります。
もうひとつはセンサーカメラ。熱に反応する無人カメラを森の中に設置します。
この日は7月14日に仕掛けたセンサーカメラを回収しました。カメラを設置したり、外したりする作業は子どもたちの役割です。主体的な取り組みとするためで、スタッフは手を出しません。写真5センサーカメラ(圧縮)
次いで映像をチェックしますが、その前にタヌキやアライグマの特徴を知ります。図鑑を見てスケッチします。アライグマが尾に縞があることやタヌキの体型の特徴などを知ると、いよいよ、動物劇場の始まりです。

 

 

 

 

今回は、タヌキ、アナグマ、アライグマ、キジ、コジュケイ、ガビチョウ、それにちびっ子自身の姿が映っていました。写真7たぬき(圧縮)
動画なので臨場感たっぷり。目前にいるような錯覚を覚えます。
生き物が出るたびに大きな歓声が湧き上がります。タヌキ45回目などの声があがりました。
アライグマや子ダヌキが出てきた時は大騒ぎとなりました。こんなに子どもが元気な観察会はそうはありません。本物のタヌキの屍体を見たり、満足度100%の催しとなりました。

川あそび、海あそび、湘南いきもの楽校 水ガキ養成講座 定置網で我が街の海を知る

朝、3時30分。あたりはまだ暗い。
眠い目をこすりながら、漁港に入ると、既に定置網の水揚げ作業が始まっている。漁船2隻から、たくさんの魚があがっている。写真1:思いの外の漁獲量
わが町、平塚市は太平洋、相模湾に面しているが、遠浅でなく、海水浴もしにくいことから、市民と海との距離は遠い。一方で、ウミガメが卵を産みに来たり、スナガニが生息していたり、海浜植物の群落があったり、オオミズナギドリの大群飛が見られたりなど、豊かな自然が残されている。自慢は海岸線にコンクリートの建造物がないこと。昔ながらの松林と自然の渚が残されている。
地元の海の素晴らしさを知ろうと今回の催しを企画した。写真2:お魚調べ
今日は漁獲量が多くないそうだが、マダイやメイチダイ、ホウボウやマサバなど、40種余りの魚が捕獲された。20人余りの人が精力的に働いている。キビキビしていて動きに無駄がない。張りつめた雰囲気を感じてか、ちびっ子の無駄口がない。
漁協の方から平塚市の漁業のことが説明された。仕事の開始は夜の1時頃。日曜と荒天時を除き、漁が行われている。「何時に寝るのかな・・」とはちびっ子の声。
昔と比べ、水揚げ量は減っているが、思いのほかの魚が獲れている。大部分が築地や小田原に行ってしまう。「地元の魚を食べたい」とはお母さんの声。
お魚調べは楽しかった。講師は手良村知功さん(東京大学水産実験場)。マアジ、マルアジ、メアジの違いや、深海魚バラムツは食べるのは禁止されていないが、販売禁止の魚であること。
脂にワックスエステルが含まれているため、消化されず、そのまま体外に排出されるため、食べ過ぎるとオシメが必要との説明にみんな驚く。タチウオが立って泳ぐことやミノカサゴに毒針があることなど、知らないことばかり。生き物好きにはたまらない、お魚調べになった。
写真3:お母さんが手ほどき本日のとっておきは、お魚捌き体験。ちびっ子にとっては未知との遭遇。ハラハラするシーンもあったが、次第に手際がよくなり、上手く三枚におろせるようになった。ちびっ子「あなどるべからず」であった。捌いた魚を、刺身や焼魚などでお腹いっぱい食べた。本日の催し、「疲れた(飽きた?)」の声が一つも聞こえなかった。成果ありの1日となった。
今回の企画、当初は2泊3日の冒険ツアーであった。子供の自立心を育てるため、子ども単独での参加。竹の筏で川を下り、海辺でバンブーテントを作り、定置網漁、自炊体験などを楽しむ予定であったが、参加者が少なく、内容を変更した。どうやら二泊三日が長すぎたようである。

 川あそび、海あそび、水ガキ養成講座 川遊び編

「子どもの時は子どもする」を合言葉に、自然体験に力を入れています。
この日のカヌー&ガサガサ魚採りには33人の子どもたちが参加しました。川遊び初心者マークのちびっ子ばかりでしたが、熱中、魚採りとなり、バケツの中はすぐに生き物でいっぱいになりました。写真1 おとうさんといっしょ(圧縮)
カヌーも大人はコワゴワですが、子どもたちは自由闊達、パドル操作にもすぐに慣れました。
川が綺麗だったのも熱中度を増加させました。今年は、雨の影響か、水が青くて、澄んでいて、気持ちの良い川遊びができました。

 

やっぱり、川はきれいでなくてはいけないのであります。写真2水が青くてきれい熱中魚採り(圧縮)参加者多数で、てんてこ舞いの運営となりましたが、身近な自然の遊び場の設置と子どもたち
をサポートする態勢づくりが大切だと再確認しました。
ところで、カヌーというと、沈没した時の脱出方法をマスターしなければ乗れないと思いがちですが、オープンデッキのカヌーなら、投げ出されるだけですから、ライフジャケットをつけていれば、一程度の安全は確保できます。加えて、当地は流れがゆるやかで、浅くて、大人が立ち込めますので、安全管理がしやすい場所です。この日はイベントの体験学習に参加した東海大学の健康学部の皆さんがその役割を担ってくれたので大助かりでした。写真3採れた生き物のことを知る(圧縮)
カヌーの確保やテントの設営、スタッフの確保など、かなりの手間がかかります。安全管理にも神経を使います。ライフジャケットをつけなければ川に入れない。子どもたちの安全管理は保護者責任。帽子をかぶる。吸水を促す。監視するなどなどです。
天候の心配や熱中症対策など、気配り100%の実施になりますが、子どもたちの楽しそうな笑顔が、すべてを解消してくれます。今年もやってよかった。成果大有りのイベントになりました。

 川あそび、海あそび、水ガキ養成講座 相模川源流編

今年の上下流交流会は相模川の源流部、山梨県都留市の戸沢川で開かれた。
到着早々、大きなナナフシモドキやニホントカゲなどが出迎えてくれた。みんな上
機嫌になる。山梨の子どもたちと合流し、戸沢川の生き物探しに出向いた。
写真1.清流の生き物調べ(圧縮)
下流部の川と違って、水は冷たく、澄んでいる。一見すると何もいないように見え
るが、石の下などをガサガサすると、ヘビトンボやカワゲラなどの幼虫がたくさん見
つかった。夢中になって石をひっくり返す。種類と個体数を数える。

 
じっくり見るとみんな個性的な姿・形をしていて、かっこいい。川が多くの命を育
んでいることを体感した。写真2.水生昆虫類がたくさん(圧縮)

川から離れ、森の中に入り、皮むき間伐を体験した。「NPO法人森の蘇り」の皆さんに森林保護のいろいろを聞いた。間伐をしないと隣り合わせの木の根と葉が触れ合い、葉を広げるのをやめ、上に伸びてしまい幹が太くならない。倒れやすく、森を荒らしてしまうことなどを教えてもらった。
間引きし、林内に光を入れてあげると、草花が茂り、多くの生き物が棲めるように
なる。残された木は大木になり、価値ある木に育つ。しかしながら、間伐は労力がか
かることやコストが合わないことから、放置林が増えている。

そこで、皮むき間伐の登場となる。木の皮を剥いて、ゆっくり立ち枯れさせ、乾燥
させると一年後に重量が三分の一になり、労力が大幅に軽減される。同法人はこの手
法を「きらめ樹」と呼び、普及に勤めている。利点は子どもでもできること。写真3.力を合わせ皮むき(圧縮)
先ずは、残す木を選ぶところから始まる。10m四方に生えている木の総断面積を計算すると残す木の本数が決まる。竹べらと木槌を使い、剥いだ皮をみんなで引っ張ると、ツルツルの樹の肌が出てくる。皮の裏を舐めるとほのかに甘い。500年後には大木になるとのこと。見てみたいが叶わぬ夢である。
森と海はつながっている。豊かな森からはミネラルなど、様々な物質が川に流れ、植物プランクトンを発生させ、動物性プランクトンなどの餌となる。食物連鎖が豊かな海をつくる。森が蘇れば海が蘇る。清流の生き物とそれを支える豊かな森がそのことを教えてくれた。
こうした催しを開催すると、疲れた(飽きた)と言う子が出てくるが、今回はその声を聞かなかった。熱中!川の生き物調べ、皮むき間伐となった。

お知らせ

イベントの参加者募集のお知らせです。詳細はリンク先をご覧ください。

9月2日(日)「馬入水辺の楽校ナイトハイク」(公募の催し)

夜の水辺の楽校はドキドキがいっぱい。
野生の世界に浸ります。
馬入水辺の楽校ナイトハイク(2018)


9月8日(土)「カエル池の水抜き(かいぼり)」(公募の催し)
ウシガエルやアメリカザリガニが増えて困っています。
水を抜き、外来種を駆除します。泥んこになります。
カエル池かいぼり(2018)

10月7日(日)「馬入水辺の楽校 大バッタ飛ばし大会」(公募企画)
原っぱでバッタを捕まえ、手のひらに乗せ、 空に飛ばして飛距離を競います。
100mを越すものも。あなたのバッタはどのくらい飛ぶかな? チャレンジしてみよう!
バッタ飛ばし大会(2018・)