秘密ではないが、なぜか秘密基地づくり!

この日は竹林管理に合わせ、トトロの迷路づくりに汗を流した。竹の切り方や枝の打ち落とし方などを習った。初めはおっかなびっくりであったが、何本も切るうちに手際が良くなった。そうなるとエンジン全開。竹が切り出されトトロの迷路が整備された。切り出した竹を使い、秘密基地づくりを楽しんだ。三森先生にロープワークを教えてもらい、アメリカインディアンのテイピーを作った。原っぱにテントが立ち並んだ。ズーッと残しておきたいが、最後は撤収。悲しくて涙が出てしまうチビッコもいて、アンクルうすいも、もらい泣き。そのくらい思い入れのこもったテントができたのである。
*1月22日、水辺の楽校の自然と戯れた仲間たち:子供13、大人13、スッタッフ4、講師1=31人

竹の切り方を習う。地際で水平に切る。
こういう切り方はNG。つまづいたり、足を踏み抜いたりする危険がある。
トトロの迷路の整備が進む。
竹の棒を使い、枝を落とす。初めは上手くいかないが、慣れると手際良く枝が落とせる。
三森先生にロープワークを習う
3本を束ね、支柱を立てる。ちびっ子がつる下がってもびくともしない。ちびっ子の大人気となった。
柱の周りを切り出した竹で覆うとテントの出来上がり。
完成!隠れ家。
隠れ家を使って鬼ごっこが始まった。歓声が楽校に響きわたった。
本日の贈り物。エノキの葉の下にアカボシゴマダラの幼虫。背中の突起が4つ。ゴマダラチョウは3つ。

海は広いぞ、楽しいぞ、熱中!ビーチコーミング!

毎回、いろんなものが見つかるビーチコーミング。今回のヒットはウミウシの仲間のヒラカメガイ。参加者の杉山真由美さんが葉山のしおさい博物館に問い合わせてくれ、同定できた。感謝!ネットで調べたところ、海の中を泳いで生活しているとのこと。こんな生き物がいるとは!生物多様性の凄さの一端を知ることができた。それにしても、砂礫の中からよく見つけたものである。観察力の凄さに脱帽する。
この日、海の自然を堪能した仲間たち:大人11、子供10、スタッフ4=25人

ヒラカメガイ。老眼の私には見つからない。
東の相模川、西の花水川に挟まれた狭い海岸であるが、陸から流されてきたもの、海由来のもの、生きているもの、死んでしまったもの、陶器やガラスの破片など、いろんなものが見つかる。季節によっても見つかるものが変わる。とにかく奥が深い。
この日はシーグラスがたくさん集まった。
丸く穴が空いている。ツメタガイが穴を開け、中身を食べた。
とにかくいろんなものが見つかる。この日は42種確認。加えて野鳥9種。クロサギ1羽、珍客、ズグロカモメ1羽も見た。
会員の大友さん親子がシーグラスアートを作られました。
クラゲにしたり、お魚にしたり、なかなか素敵なお皿ができました。可愛いね!

〇平塚海岸ビーチコーミング確認種一覧(漂着物)
実施日時:2023. 1. 15(日) 9:30~12:00
天候:曇り
場所:平塚海岸(ビーチパーク前~龍城ヶ丘東側)
指導・説明:深澤 博(湘南いきもの楽校)

確認種:(貝類・巻貝のなかま)
・シマメノウフネガイ・ツメタガイ・ヒメトクサ・クリフレイシ・ウノアシ
・ナガニシ ・ダンベイキサゴ(別名ながらみ)・キサゴ・メダカラガイ・ホシキヌタ・ヒラフネガイ・ヒラカメガイ(※「ヒラカメガイ」は、杉山真由美さんが葉山のしおさい博物館に確認してくれました)
(貝類・二枚貝のなかま)
・ナミノコガイ・ヒナガイ・エガイ ・コタマガイ・ハマグリ・チョウセンハマグリ・ワスレガイ・ミタマキガイ・ベンケイガイ※・サルボウ・サトウガイ・バカガイ〈別名あおやぎ〉 ・チリボタン・ナミマガシワ・クチベニガイ・マガキ・イワガキ・ミゾガイ・ムラサキイガイ・ミドリイガイ・ミノクジャクガイ(※ベンケイガイを現場で「カガミガイ」と言ってしまったかも知れませんが、「ベンケイガイ」です)
(甲殻類)・モクズガニ・ヒラツメガニ・オオアカフジツボ
(ヒトデ類)・ヒラモミジガイ
(ウニ類)・ハスノハカシパン
(陸上の植物の実や種)・オニグルミ・ヒメグルミ・ウメ・アカマツの各種子
(周辺で確認された鳥類)・ミサゴ・カワウ・ズグロカモメ・クロサギ・トビ・キジバト・ハクセキレイ・カワラヒワ・ハシブトガラス