11月16日に開かれた「ともしびの夕べ」には多数の市民が訪れ、光の祭典を楽しみました。馬入水辺の楽校の利活用促進策の一環として実施されたもので、初の試み。会場には多数の竹とうろうやガラス瓶キャンドルが飾りつけられ、幻想的な光で包まれました。
自然展も開催され、クズのツルの野あそびやストラックアウトなど、子供達の歓声であふれました。準備から開催まで、多数の人の参加で実現しました。一番の収穫であります。
素敵な未来を子供たちへ
立派な水ガキになるためには、生き物のことを知らねばなりません。一番むずかしいのが哺乳
類の観察です。多くが夜行性であることや警戒心が強いので、なかなか出合えません。アライグマやハクビシンなどが話題になりますが、実物を見たことのある人はそうはいません。そこで二つの方法を試しました。
一つはモグラのトンネルの型取り。先ずはモグラの剥製を見て、手の形など、特徴を学びます。
次いで、トンネル探し。地面がモコモコしている場所やモグラ塚を見つけます。
見つけたら、モコモコを竹などで上から穴を開け、ウレタンフォームのノズルを入れ、中に注入します。1時間程度で固まります。固まったら、トンネルを壊さないよう、シャベルやスコップなどで掘り起こします。すると、トンネルが地上に顔を出します。掘るの、なかなか大変な作業ですが、みんな熱中します。親子で共同作業になります。トンネルは真っ直ぐなもの、複雑な形をしているものなど、モグラの事情で、いろいろな形があります。なぜそうなっているのか、子どもたちに想像し、発表してもらいます。遠い存在であったモグラが身近な生き物に変わります。
もうひとつはセンサーカメラ。熱に反応する無人カメラを森の中に設置します。
この日は7月14日に仕掛けたセンサーカメラを回収しました。カメラを設置したり、外したりする作業は子どもたちの役割です。主体的な取り組みとするためで、スタッフは手を出しません。
次いで映像をチェックしますが、その前にタヌキやアライグマの特徴を知ります。図鑑を見てスケッチします。アライグマが尾に縞があることやタヌキの体型の特徴などを知ると、いよいよ、動物劇場の始まりです。
今回は、タヌキ、アナグマ、アライグマ、キジ、コジュケイ、ガビチョウ、それにちびっ子自身の姿が映っていました。
動画なので臨場感たっぷり。目前にいるような錯覚を覚えます。
生き物が出るたびに大きな歓声が湧き上がります。タヌキ45回目などの声があがりました。
アライグマや子ダヌキが出てきた時は大騒ぎとなりました。こんなに子どもが元気な観察会はそうはありません。本物のタヌキの屍体を見たり、満足度100%の催しとなりました。
麦踏み、踏み込み温床づくり
初春の農作業の楽しみは、ヒバリやシジュウカラののどかなさえずり。いつもならウグイスの声を聞きながらと記すところですが、今年はまだ、初鳴きを聞いていません。ちょっと心配しております。
2月25日、会員の皆さんといっしょに、踏み込み温床づくりに汗を流しました。落ち葉とヌカ、鶏糞を交互に積み重ね、足で踏み込み、水をかけると、発酵して温度が上がります。その発酵熱を利用して、ナスやトマトなどの夏野菜の苗を作ります。
一週間前の2月18日には麦踏みを楽しみました。踏むと根張りが良くなり、収量がアップします。大山や丹沢の雄大な風景を背に、早く大きなれと、スローな一日を過ごしました。
湘南いきもの楽校では消費者参加型農業に取り組んでいます。会員になって、お野菜を定期購入していただければ、どなたでも参加できます。今日からあなたも生産者!援農活動に参加されませんか!詳しくは「消費者参加農場」をクリックしてね!