子どもが元気、いきもの元気、地域が元気 「湘南いきもの楽校・水ガキ養成講座」

●水ガキ復活を願って

川で遊ぶ子どもたちのことを川ガキや水ガキと呼びますが、今や、絶滅危惧種。

ここ相模川でも滅多に出会うことができません。なんとかせねばと昔のガキ大将が乗り出し、水ガキ養成講座に取り組んでいます。

今年は天候不順で前2回が中止になるなど、ヤレヤレのスタート。今回も開催が危ぶまれましたが、スタッフの願いが天に通じてか、子どもたちの元気な声に会うことができました。
●源流域、山梨県の子どもたちも参加

今回の催しは、私たちと共に相模川のいい川づくりに取り組んでいる「桂川・相模川流域協議会」と協働で実施しました。源流域の山梨県の子どもたち、相模原市・平塚市・茅ヶ崎市・寒川町の子どもたちが集まり、カヌー体験、いかだ遊び、ガサガサ魚とりを楽しみました。4回目にして、相模川流域全体の取り組みへと発展しました。

 

普段、子どもたちは、川は危険だから遊んではいけないと言われていますが、この日ばかりは昔のガキ大将やお魚の先生、カヌーイストらのサポートがありますので、川遊びを満喫できます。あちこちで、「今日は楽しい」「面白い」というはしゃぎ声が聞こえてきて、おじさんたちは大満足。「やってよかった」の一瞬であります。

 

ガサガサ魚とりでは、ゴクラクハゼ、ボウズハゼ、ヌマチチブ、スミウキゴリ、マハゼ、アシシロハゼ、ボラ、アユ、ニホンウナギ、メダカ、ヨシノボリ類稚魚、モクズガニ、テナガエビ、スジエビ、ヌマエビ、ウシガエル(オタマジャクシ)、ヒラタドロムシ、キベリマメゲンゴロウ、アメンボ、コオニヤンマ、サナエトンボ類のヤゴなどが見つかり、みんな大興奮。「次はいつやるの」とリクエストが来るほどの人気ぶりでした。

主催者として、スタッフや指導者の確保、募集活動、カヌーやライフジャケットの準備、テントや網、バケツ、水槽の確保、保険の加入、簡易トイレの準備、安全管理体制の構築、下見の実施等、かなりのエネルギーがかかる催しですが、ちびっ子の笑顔がすべてを消してくれます。スタッフに感謝。やりがいのある一日となりました。

「地域環境保全功労者」として、NPO法人 暮らし・つながる森里川海」が表彰されました。

6月12日、原田義昭環境大臣より「地域環境保全功労者」として、NPO法人
暮らし・つながる森里川海」が表彰されました。
私たちの目標は「地域の自然環境の保全」「いい川づくり」「子どもたちを野
に戻す」の三つ。いずれも道半ばですが、活動が評価されたことは嬉しい限り
です。前に進む活力をいただけました。
これもご支援をいただいている皆様のご尽力の賜物と厚く御礼申し上げます

ありがとうございます。P6120012 (1)

公開講座「平塚の海を考える」

平塚市が龍城ヶ丘プール跡地周辺で、公園整備計画を進めています。
南北50m、東西600m、面積30,000㎡の防風林が切られ、駐車場や芝生広場、売店の設置などが検討されています。
一方で、平塚海岸は海岸の侵食問題や高潮による侵食、津波対策、生物多様性の保全など、開発以前に対応しなければならない問題が山積されています。
海洋土木研究の第一人者、宇多 高明先生をお招きし、平塚海岸の現況や保全策等について学びます。
消えゆく砂浜の保全に向けて、何が必要なのか、いっしょに考えませんか。
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・・・進めようウナギの棲む川づくり・・・ すごいぞ!石倉カゴ&間伐材漁礁 ウナギやカワアナゴ、テナガエビがゾロゾロ

ウナギの棲む川づくりに取り組んでいます。
馬入水辺の楽校に住み処となる多孔質空間「石倉カゴ」と「間伐材漁礁」を設置し、その有効
性を調査しています。

 


結果が良好であれば、川の護岸等での設置を提案しようと思っています。
調査活動は昨年5月以来の2回目となります。
雨が降り、肌寒く、手がかじかむ悪条件でしたが、前回調査も好結果だっただけに、何が入っ
ているか期待に胸が膨らみました。
大人も子どももワクワクドキドキ。熱中お魚調べとなりました。

 


結果はワンダフル。ウナギ9匹、カワアナゴ14匹、でっかいモクズガニ11匹、テナガエビ
類134匹など、たくさんの生き物が捕獲され、その有効性が実証されました。先人の静岡県
の庵原川では設置が進んでいます。負けじ劣らず行政や漁業関係者に設置促進の呼びかけを実
施していきます。

 

海から眺めるわが故郷 相模湾ネイチャーウオッチングクルーズ

森と海はつながる。
海の自然を知ろうと漁船をチャーターし、春の海原に出向きました。
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狙いは洋上に飛来する海鳥の観察。春のオオミズナギドリの大群を期待しましたが、今回は出会うことが叶いませんでした。
しかしながら、北の海に生息するウトウ2羽が観察されたほか、カンムリカイツブリやウミアイサの飛翔、烏帽子岩で冬を越すハマシギやミユビシギの群れなどを観察することができ、一同大満足。

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ちびっ子たちも熱心に双眼鏡を覗きました。個人的には広がる海原は爽快で、日頃のうさが吹っ飛びました。一言、「気持ちいい~」のでありました。

ところで、筆者は生まれも育ちも平塚なのに、何も知らない相模湾であります。
何故かと考えるに、平塚海岸は遠浅でなく、泳げないことやいろいろな魚が獲れるのですが、築地等に行ってしまい、地元の食卓をあまり賑わさないことなどからかなと思っています。
こうして洋上に出たり、定置網漁の見学をしたりすると、目の前に豊穣の海が広がっていることに気がつきます。P3090083
立ち位置を変えると見えないものが見えてきます。
海から見る湘南海岸は、砂浜がか細く貧弱で、クロマツ林もかろうじて残っている感じで、津波が来たらひとたまりもないのではと感じました。
海岸線は1954年対比で45m程侵食されています。ダム湖のに溜まる土砂を海に戻さねばと思う相模湾ネイチャーウオッチングクルーズでもありました。